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MUVEIL MAGAZINE
vol.48
Marine Look inspiration in the movies
映画のワンシーンを切り取って


ボーダー、セーラーカラー、ネイビー、ホワイト、レッド。
幼少期に心躍ったアニメーション、
大人になり憧れたフランス映画。
記憶に残るマリンルックのワンシーンは必ずやあるもの。

MUVEIL MAGAZINE vol.48では、
マリンルックが登場する映画をご紹介します。

『気狂いピエロ』
ジャン・リュック・ゴダール監督




商業的映画を否定し、作家性の強い映画を次々と創り出していった“ヌーヴェルバーグ”の金字塔的作品である『気狂いピエロ』。ゴダールのミューズであるアンナ・カリーナのファッションをマリンルックの代表として答える方も多いかと思います。

白いTシャツにマリンキャップと肩にかけたカーディガンや赤いトップスに合わせたミリタリージャケットなど、どれも明日すぐ取り入れたくなるスタイリングばかり。
作中で南へ向かうにつれて赤と白のコーディネートが増えていき、アンナ・カリーナ自身が選んだとされるワンピースは夏の眩い光の中で赤が放つ美しさを再認識させられます。
少し勇気のいるカラーでもありますが、観終わった後は取り入れたくなるはず。



『気狂いピエロ』を一言でまとめるとすればあるカップルが不可解な殺人と盗難を繰り返す逃走劇。難解とされる映画ではありますが、音楽や美術を鑑賞する感覚で観れば鮮やかな色彩と研ぎ澄まされた台詞回しによって、芸術的ひとときが過ごせます。肩の力を張らずにワインでも飲みながら、映画に酔いしれるのは如何でしょうか。

『なまいきシャルロット』
クロード・ミレール監督




作品を見たことなくとも、ポスターをご存じの方は多いはず。シャルロットは言わずと知れた、セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの娘。思春期の悩みや不安を等身大で演じ、史上最年少でセザール賞の有望若手女優賞を受賞しました。
父と母のセンスを受け継いだシャルロットのファッションは、気取らずに着れるスタイル。少しオーバーサイズのボーダーTシャツにデニムのスタイリングは歳を重ねても続けていきたい普遍性を持ち合わせています。


大人になって改めて鑑賞すると、青春時代の夏休みに戻ったような瑞々しさを与えてくれる作品。ファッション諸共、色褪せない魅力が詰まっています。

『素直な悪女』
ロジェ・ヴァディム監督




ファッション・アイコンとして、セックス・シンボルとして名を馳せたブリジット・バルドー。彼女の名を轟かせることとなる『素直な悪女』は彼女の小悪魔的愛らしさとセクシーさが堪能できる作品です。小さな田舎町で、全ての男性を翻弄する美しさゆえに孤独を感じるヒロインが描かれています。サン=トノレの海と"BB"の魅力に終始ため息が出てしまう。見ているだけで目の保養になる映画です。
ブリジット・バルドーのファッションで印象的なのは、サラリと着たシャツワンピース。自転車を手で押しながら振り返る彼女の姿は鮮烈です。ローヒールに洗いざらしの1枚を纏うことで生まれるヘルシーな色気を取り入れてみたくなります。



1956年に公開された映画ですが、バレエシューズや赤の取り入れ方など今もなお新鮮さを保つルックが多い作品です。

『べニスに死す』
ルキノ・ヴィスコンティ監督




小説同様20世紀の名作として君臨する映画『ベニスに死す』。老いた作曲家が静養のために訪れた水の都・ベニスで、ある少年に出会うことから彼の運命が変わっていきます。老いと若さ、自然美と人工美、現実と幻。人生における対比を鮮明に切り取ったこの作品は、何度見ても心が揺さぶられます。
強迫観念に陥るほど少年に心を奪われ、疫病が流行する町を離れられなくなる主人公の気持ちが分かってしまうほど、少年役のビョルン・アンドレセンは伝説的な美貌の持ち主。そんな彼の装いは、ホワイトをベースとしながらネイビーを取り入れた高尚とも言うべきマリンルック。セーラーがもつ清らかさを堪能できる作品です。





MUVEIL MAGAZINE vol.48はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2022.3