MUVEIL MAGAZINE vol.43 2022 CRUISE COLLECTION CUSTOMER EVENT 物語を視覚化した空間で 装飾で華やぐ街並みが美しいホリデーシーズンにブランド初となるMUVEIL CUSTOMER EVENTを開催いたしました。みなさまにお越しいただき感激が止まらなかった3日間。 MUVEIL MAGAZINE vol.43は、イベントに招致させていただいたIBEと銀座凮月堂のインタビューとともに2022 CRUISE COLLECTIONを描き出した空間をレポートいたします。 今回のCUSTOMER EVENTは、MUVEILとして初の試み。ご愛顧いただいているお客さまへのシークレットイベントとして実際に2022 CRUISE COLLECTIONを手に取り体感いただける3日間でした。 サイズ感であったり素材の触り心地など体感いただきコレクションのテーマを多角的にお伝えいしたい一心で開催を考案したのがはじまりです。みなさまがご試着しながらスタイリングを考えてくださったり悩んでくださるお時間を共に過ごせることは、私どもにとって幸せな瞬間。多くのお声をいただきましたことを改めてお礼申し上げます。 おしゃれな装いや器にこだわりを持った食通な一面など、作品以外にも多面的な魅力を持つ女性作家の物語を視覚化するため、2つのSHOPにご協力いただきました。唯一無二のセレクトで注目を浴びる「IBE(アイビー)」からは色づかいの巧みな人気作家3名に依頼くださり、ギフトにもふさわしいアイテムが並びました。 深みのある紫やグラデーションなど惹き込まれる色使いが印象的な結城彩氏、即興性と釉薬の彩りが美しい竹村良訓氏、ガラスにとろんとした新たな表情を導く池谷 三奈美氏。みなさま自由に組み合わせながら器選びをしてくださいました。 和菓子と喫茶の店を銀座に構える銀座凮月堂からは、和菓子職人によるワークショップ。春の訪れを告げるにふさわしい椿と梅の和菓子をお客さまご自身で制作いただきました。 みなさま真剣な表情でお取組みくださった60分間。はじめての方が多いにもかかわらず、完成後は可憐な花々がテーブルに咲いておりました。 お洋服だけでは表現できないMUVEILの世界観を広げてくださったIBEと銀座風月堂にお話を伺います。 IBE'S INTERVIEW IBEを立ち上げたきっかけを教えてください。 アートやデザインを軸に、自分の好きなものを発信したいという思いはずっと漠然とありました。たまたま仕事やプライベートの条件が揃うタイミングが重なったので、オンラインショップという形で始めることにしました。 今回MUVEIL2022CRUISECOLLECTIONに合わせてセレクトいただきましたがどのようなイメージで選んでいただいたのでしょうか? 新しいコレクションの、カラフルでノスタルジックなイメージに合う、色使いの巧みな3名の作家にお願いすることにしました。フォルムに合わせて洋服を着せるように色とりどりの釉薬をまとわせる竹村良訓さん、深い紫や苺ミルクのような淡いピンクなど、独自の色に行き着いた結城彩さん、少し懐かしさを感じさせる、優しい色使いとフォルムが特徴のガラス作家・池谷三奈美さん。それぞれに、MUVEILのコレクションをイメージしてもらいながら制作いただきました。 様々な作家・アーティストと出会っていく中でIBEとして大切にしていることはなんでしょうか。 アート、デザイン、クラフトといった、既成概念に収まらないもの、使い手の解釈、見立てによって自由に楽しめるもの、という視点でセレクトするという開店当初から変わらないコンセプトです。 今後のご予定など決まっておられましたら教えてください。 育休から復帰したばかりで、しばらくはオンラインショップのみで、作家の作品を少しずつご紹介していく予定です。来年軌道に乗った際には、またイベントなどいろいろと企画したいと思っています。 GINZA FUGETSUDO'S INTERVIEW お店を訪れると、ディスプレイされた和菓子の美しさに感動します。和菓子をつくるにあたって大切にされていることを教えてください。 和菓子の見せ方については、作り手だけでなく工房と茶房スタッフが連携して和菓子の魅力を独自の切り口で紹介できるように取り組んでいます。和菓子体験では、お客様のリアクションにきめ細やかに対応していくライブ感のあるセッション的な面白さを大事にしています。 今回のワークショップではMUVEILのため特別に和菓子を考案してくださいました。詳しく教えていただけますか。 椿は、コレクションのテーマに合わせて昭和レトロ調の凛とした色合いのもの、とくにツバキのもつ美しさや力強さが相応しいと考え選定しました。梅枝は、「女性らしさ」と「和菓子の伝統的なモチーフ」という二つの要素を兼ね備えた季節の草花の中から、年末にふさわしい紅白の組合せを選んでおります。 和菓子を自身で選ぶのって感覚で選んでしまうことが多いのですが、おススメの選び方はございますか。 暦に応じた季節の和菓子、桜餅や水羊羹など定番品が一番おすすめです。カステラや薯蕷饅頭など通年人気のある品も是非お試しいただきたいです。 今後のご予定など決まっておられましたら教えてください。 月替わりで2種類2つずつの和菓子作りを体験できます。また、和菓子作り体験でしか味わえない特製の御弁当や、看板商品のモンブランが楽しめる追加プランも充実しており、銀座の隠れ家的な空間にて、半日たっぷり和文化に親しむことができます。 ご協力いただきありがとうございました。 MUVEIL MAGAZINE vol.43はここまで。 ひとつの締めくくりにもなるホリデーシーズン。みなさまに直接ご挨拶ができないからこそ、みなさまのご支援に感謝申し上げます。 2022年もみなさまとともにファッションを楽しんでいけますように。最後までお読みいただきありがとうございました。 IBE(アイビー) www.ibetokyo.com Instagram @ibetokyo 国内外・ジャンルを問わず、「クラフト・デザイン・アートといったカテゴリの垣根を越えるクリエイション」をテーマにセレクトをするオンラインショップ。クリエイターや異業種とのコラボレーション企画も展開し、形にとらわれないショップを目指しています。 銀座凮月堂 https://ginza-fugetsudo.co.jp/ Instagram @ginza_fugetsudo 銀座に和菓子と喫茶の店を構えて90年。2018年に同ビルの2Fに移転し、和にこだわったシックな内装でリニューアルオープン。新しい和喫茶は新業態の割烹を併設し、作りたての和菓子や本格的な和食をこだわりの空間で満喫できます。