MUVEIL MAGAZINEvol.22LIFE WITH FLOWERS 日々の生活にちょっとしたときめきを。 MUVEILがこよなく愛する花々をご自宅で楽しんでいただけることを願ってフラワーベースを制作しました。 MUVEIL MAGAZINE vol.22では、デザイナーの中山が込めた想いをお届けします。 今回フラワーベースを制作しましたが、ご自宅でもお花を飾ることが多いですか。 母から「一輪でもいいからお花を飾りましょう。」と言われつづけたこともあってか、欠かさずに飾るようにしています。小さいころから自宅には必ずお花がありましたので、ないと何かが欠けてるように思ってしまって。忙しいときはスーパーで買ったりしながら、守り続けているルールの一つです。 ブランドネームにもお花の名前が使われていますが、お花の名前を取り入れたい想いがあったのでしょうか。 ブランドを作るにあたって、瑞々しい白さを連想させるような名前にできたらいいなと思っていました。そこで思い浮かんだのが、花弁は小さくとも存在感があって惹かれる存在であるスズランのお花。ファーストコレクションでは、MUVEILの意味を知ってもらおうとスズランをメインモチーフとしてデザインしました。 凛とした美しさを表現するため、ペン画のイラストをプリントしビーズやスパンコールを一つ一つ刺繍したことは今でも鮮明に覚えています。 今でもコレクション毎にお花を取り入れることが多いですよね。 お花には一つ一つ花言葉がありますが、お花を取り入れることでお洋服にもう一つメッセージを重ねられることもありモチーフとして起用することが多いです。ルドゥーテのコレクションのようにテーマに合わせて花々を表現することもあれば直感で選んだりもします。 ミモザやケイトウなどのホワホワした可愛さをモール糸で再現してみたり、バラがもつ個々の美しさをてぶり刺繍で表現してみたりと新しい方法を模索する時間をものづくりにおいて大切にしています。 ブランド初期から続くオリジナルプリントでは、どうしても強いイメージが付きまとうヒョウ柄やカモフラ柄を抽象的なお花で描くことによって柔らかさを添えました。 お花のあるお部屋とそうでないお部屋で過ごすかでは老化のスピードも変わるという記事が記憶に残っているのですが、理屈はわからなくとも花々がもたらすエネルギーにはMUVEILでも頼らせてもらっています。 今回制作したフラワーベースのポイントやメッセージを教えてください。 お花とともにMUVEILの定番モチーフであるハチをプリントしています。ラッキーシンボルでもあるハチが、飾ったお花の香りに誘って集まりみなさまに幸運を運んでくれたらとの願いを込めました。大きなブーケでなくとも一輪挿しやカジュアルに束ねたお花とともに飾っていただけたら嬉しいです。 今回のMAGAZINEはここまで。 最後までお読みいただきありがとうございました。 2021.1