MUVEIL MAGAZINE vol.55 MUVEIL × Dickies®️ 華やぐ気持ちを備えたワークウェア ワークウェアブランドとして真っ先に思い浮かぶDickies®️。労働者の声をくみ取りながら世界各地で重宝されるウェアとしてだけでなく、カルチャー・シーンにも影響を与えるファッション・ブランドとしての地位を築きました。あらゆる体型にフィットし耐久性を兼ね備えながら、私たちのライフスタイルに添った心躍るものを。 その想いをもとにコラボレーションさせていただきました。 MUVEILのアーカイブからパッチリボンを採用した第1弾コラボレーションにつづき、第2弾ではグログランリボンをモチーフに。機械刺繍でひとつひとつ丁寧に付けられたリボンで愛らしくもエレガントな表情を添えました。女性らしいカッティングやシックなパターンを取り入れることで、カジュアルに傾倒しないデイリーウェア-に仕上げています。 MUVEIL MAGAZINEではDickies®️にインタビューさせていただきました。 長く愛されるブランドの普遍的なコンセプトから今回のコラボレーションアイテムの特徴について伺います。 Dickies®️ INTERVIEW Dickies®️の歴史は100年を越えていますが、創業したきっかけを教えてください。 C.N.WilliamsonとE.E.Dickie。Dickies®️の共同創業者であり、いとこ同士である2人がワークウェアの生産を開始したのは1920年代。国中がアメリカンドリームの実現に向けて沸くまっただ中でした。2人は自ら全米各地の「働く現場」を回り、農夫、鉱夫などそれぞれの仕事が持つ特性を調査し、働く人のためのウェアを作り上げました。労働者のニーズに合わせ様々な工夫が施された製品は、またたく間にアメリカ全土に深く浸透していきました。 ブランドとして長くつづけていく中で創業当初から変わらない理念はなんでしょうか。 FIT YOU, FIT YOUR JOB(あなたにもあなたの仕事にもフィットする) これが Dickies®️のポリシーを体現したスローガンになっております。 第二次世界大戦中、Dickies®️は政府の要請を受けて、何百万枚もの制服を生産します。その間も物作りへのこだわりが途切れることはなく、大戦後の50年代、地元テキサスの石油労働者向けに作り出したのが、今なお世界で最も愛されるワークパンツ「874」です。 丈夫で汚れにくく、どんな体型の人にもフィットする…まさにDickies®️の精神を具現化したともいうべきこのパンツは、爆発的にヒット。世界各地の労働現場へと広がっていきます。 労働者の声を聞くという姿勢はその後も引き継がれ、現在でも Dickies®️の物作りの礎となっています。 Dickies®️といえばコラボレーションで使用したT/Cツイル素材ですが、この素材の特徴を教えてください。 私Dickies®️定番のTCツイル生地(ポリエステル65%+コットン35%)をソフトに仕上げた生地です。TCツイルの汚れのつきにくさや洗えばシワが落ちるなどの特性そのままに最初から体になじんで履きやすくなっています。 今回のコラボレーションで難しかった点を教えてください。 全品番にリボンテープが付くのですが、全体のバランス含め細かな位置や大きさを最後まで修正した点に、MUVEIL様のデザインへのこだわりを感じました。 その為、Dickies®️の無骨なワークテイストをMUVEIL様のフェミニンな雰囲気に仕上げて頂き、素晴らしいコラボレーションになったと思います。 ご協力いただきありがとうございました。 私たちにフィットしたタフなウェアの実現を目指したMUVEIL × Dickies®️。華やぐ気持ちを忘れないワークウェアを取り入れてみてはいかがでしょうか。 MUVEIL MAGAZINE vol.55はここまで。 2022.7