MUVEIL×miffy


MUVEIL MAGAZINE
vol.37
MUVEIL×miffy
INTERVIEW with Michiko Nakayama

想像力を育むシンプルさと、人の温もりにふれたような優しさを持ち合わせているmiffy。
そんな世界中を魅了しつづけるmiffyとコラボレーションしました。
MUVEILらしい遊び心を忘れずに、敬意を込めて表現したコレクションです。





今回のMAGAZINEでは、以前からmiffyのファンであるMUVEILデザイナー・中山にmiffyの魅力と商品に込めた想いをお伝えします。



今回miffyとコラボレーションした理由を教えてください。


数年前クレマチスの丘内にある2つの美術館で開催されていたディック・ブルーナ氏を特集した企画展を訪れました。そこで、ブルーナ氏がミッフィーを描いている映像が流れているのをはじめて見たんです。
インクで描いたときに生じる手描きの小さな揺れを大切にしながら、じっくりと時間をかけて筆で描いていくその姿は彼の鼓動に触れたような気持ちになりました。元々miffyは好きだったのですが、シンプルなのにあたたかみのある絵が生まれる理由を垣間見てすごく感動して。
人の手の温もりを感じることをMUVEILでは大切にしているので、何かご一緒にできないかと考えておりました。まだまだ不安な状況がつづいているなかで、いつも目が合うmiffyの力を借りてみなさまに優しい温もりをお届けしたいと思ったのがきっかけです。







miffyの魅力は何でしょう。


たくさんあり過ぎて悩んじゃいます。一つだけ挙げるならば、こちらがミッフィーの世界に入る余白を与えてくれるということでしょうか。統一された配色と単純化されたデザインで安心感を与えながら、曲線や配置で生命力も溢れている。愛らしい世界に「こっちへおいでよ」と手招きしてくれる優しさがいつ見ても心地がいいです。
ディック・ブルーナ氏はずっとお気に入りの自転車でアトリエに通われていたそうですが、子どもに寄り添う絵を描ける彼の秘密の一つのように思えました。子どものころからの生活スタイルを貫く彼の魅力が絵からも感じ取れます。







今回商品をデザインするにあたってこだわった点を教えてください。


miffyに込められた手仕事とミュベールの手仕事を融合させることにこだわりました。例えばミッフィーコラボボーダーロンTでは平面的なプリントの目をいくつかビーズを使用して立体的に仕上げたり、ミッフィーコラボバッグやプリントTシャツではビーズで足元にお花を咲かせています。画面上では見えなくとも、手に取ったときに触れるひと手間を感じていただけたら嬉しいです。
ニットでは、大好きなmiffyにMUVEILのイチゴプリントのお洋服を着せました。キャラクターを使用した商品はカジュアルなものが多い中で、大人のクラシックなお洋服にも合うように素材にこだわって制作しました。






MUVEIL MAGAZINE vol.37はここまで。
私たちが大人になっても、変わらぬ愛らしさでまっすぐ見つめてくれるmiffy。とびっきりの温もりを纏って、日々の喧噪を乗り越えていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。