MUVEIL MAGAZINEvol.38Sciuscià × MUVEIL散歩道を彩るロマンティックシューズ 永遠のファンタジーアニメーションとその追憶から生まれた2021 AUTUMN WINTER COLLECTION にピッタリな靴が届きました。 イタリアのハンドメイドブランドSciuscià(シューシャ)の色鮮やかなストラップシューズにMUVEILらしいロマンティックなビジューパーツを施し、まさに大人のためのシンデレラシューズ。 「Sciusciàの靴は、子ども時代になじみのあるフォルム。小さいとき、ストラップシューズを履いておでかけしたときの喜びと楽しみを呼び起こしてくれて外におでかけしたくなります。」 MUVEILデザイナー・中山が語るように、胸が高鳴る4足をご用意しました。 フワフワのアヒルさんのようなHONEYにはコロンとしたハチ、CLOUDは白くまの爪をイメージしてシャープなパールパーツでスパイスを。キラリと輝くMIRRORにはピアノの発表会など特別なイベントを思い出してパールとビジューのお花で上品に仕上げ、ビビッドなJAMには台座付のチェリーパーツを使ってより華やかに仕上げたとのこと。 アレルギー反応が出ないよう接着剤を使用せずに仕上げており、靴底は自転車のタイヤを使用するなど地球にも人にも優しいSciuscià。 MUVEIL MAGAZINE vol.38では、日本展開のディレクションを担当する大谷有紀さんにブランドの魅力を伺いました。 Sciusciàとの出会いを教えてください。 5-6年ほど前に日本のセレクトショップでScisuciaを買ったのが最初の出会いです。その靴は今もよく履いていて、この手の靴の中ではSciusciàが一番つくりがよく丈夫だなという印象でとてもお気にいりです。 数年後、追加で買いたくなった時には日本で売っているお店がなくなってしまい、探していた頃、Sciusciàの方から連絡をもらいました。そして、わたしがディレクションをしている「2e CHESTS」というオンラインショップでキッズとレディースサイズを展開するようになり、たくさんの反響をいただいたこともあって、本格的に日本でコレクション展開する流れになりました。 Sciusciàは接着剤を使わず全て手作業とのことですが、どのように制作されているでしょうか。 イタリア・フリウリ地方の高い技術を持った職人達が全て手作業で作っています。特に靴底のステッチはとても綺麗です。又、Sciusciàの靴は、1日に1人の職人が作れる足数は20足程度と聞いています。 Sciusciàのコレクションは毎回ときめくカラーに惹きつけられます。大谷さんが自らセレクトされているのでしょうか? わたしが日本のカラー展開やビジュアルイメージなどを担当しています。コレクション毎に生地の提案をし、生地を探してもらうことから始まります。冬だったら、グリッターやファー、ちょっと毛足が長いものや癖っ毛のもの、コーデュロイ‥などなど 靴にしたらいいなあと思う生地のイメージを伝え、イタリアから見本帳を取り寄せます。そして、生地ぞれぞれのパイピングとの色合わせを決め、コレクション全体のカラーリングを完成させていきます。 カラーや素材のポイントを教えていただけますと嬉しいです。 冬は全体的に暗くなりがちです。きらきらだったり綺麗な色のファーで、差し色的な楽しみ方ができるように思います。今回のコラボはさらにMUVEILのパーツがプラスされとても贅沢で特別な一足となっています。足もとが主役、そんなイメージで履いてもらいたいです。 お手入れ方法を教えてください。 両方とも履く前に防水スプレーを吹いてもらえると汚れもつきにくくなります。ファーのほうは毛並みを整えたり、履いたあとはこまめにケアしてもらえると綺麗な状態が保てると思います。 ご協力いただきありがとうございました。 イタリアで職人から職人へと引き継がれる伝統と最新のサスティナブルな素材を技術を掛け合わせるSciusciàとハンドメイドの魅力を詰めこんだコラボシューズ。 柔らかくてぺたんこ靴でも足裏が痛くなることもなく、どこまでもお散歩できる気持ちになります。華やかな靴にカラーソックスやタイツを合わせて、自由に愉しく。散歩道を彩ってみてはいかがでしょうか。 最後までお読みいただきありがとうございました。 大谷有紀 https://yukiootani.com/ Instagram 1981年福井県生まれ。2007年東京藝術大学大学院視覚伝達研究室修士課程修了後、株式会社資生堂宣伝部制作部入社。2016年よりフリーランスのデザイナーとして、広告、プロダクト、空間、装丁、スタイリング、キッズファッションのディレクションなど幅広く活動中。主な仕事に、Ponte Vecchio、RMK、ラフォーレ原宿、ANTIPASTなどのアートディレクション、ほぼ日、mina perhonen、KINTO、AEONとのコラボレーションなど。昨年は、Zoffから自身初となるアイウェアを手がけたり、「ムーミンコミックス展」・「創業200周年記念 フィンレイソン展」の展覧会アートディレクターを担当するなど注目を浴びている。2021SSより、Sciusciàの日本展開のディレクションを担当。