MUVEIL MAGAZINE
vol.84
MUVEIL×familiar

絵本を読んでいる気持ちになるプロダクト

手仕事による温かみを大切にすること、細部までこだわりを詰めること。 familiarとのコラボレーションは両ブランドが掲げるモノづくりに対する共通の 想いが懸け橋となって実現したプロジェクトです。

グランマたちもfamiliarのクマちゃんたちとの旅を楽しむため、北欧をイメージした装いで登場。


ファミリアコラボグランマチャーム / ファミリアコラボペンケースポーチ

デニムバッグにはfamiliarのクマちゃんとグランマがアフタヌーンティーを楽しむ様子を描いています。

ファミリアコラボレッスンバッグ / ファミリアコラボポシェット

クマちゃんとグランマが一緒に登場するコレクションについて「どちらも隣にいてくれると安心する存在だったので、今回ご一緒することができてとても嬉しく思います。グランマがクマちゃんたちをアフタヌーンティーでおもてなしをするあたたかくて優しい世界をfamiliarさんとともにつくりあげることができました。」 とコメントしたMUVEILデザイナーの中山。



familiarのプロダクトを見ると絵本を読んでいるかのような気持ちになると語る中山がデザインしたのは、世代関係なく楽しめる小物やバッグ。 「子供のころに感じた高揚感や毎日心躍る喜びを大人になっても味わってもらえたら。」という想いを込めました。

発売を記念して、株式会社familiarにインタビューさせていただきました。素晴らしい刺繍の技術や心躍るコレクションテーマなどfamiliarの魅力について伺います。

今回のコラボレーションでも、刺繍のクオリティーの高さに感動しました。しっかりとしたクオリティーでありながら温もりを感じる刺繍はどのようにして生まれていくのでしょうか。


「色置き」と呼ばれる、実際に使用する生地や素材を使って、アートを作り上げる工程を大切にしています。完全な手作業から始まるデザインのため、温もりもあり、刺繍メーカー様とも完成をしっかりイメージした状態で制作していくことで完成度も上げることができます。



familiarの11月のテーマであるストックホルムにちなんで北欧がテーマになりました。毎月、お洋服にテーマ設定がされているのでしょうか。


はい。familiarのコレクションは月ごとにテーマがございます。familiarが提供するコンテンツ（商品、イベント等）や店頭ディスプレイは、その月ごとのテーマに合わせて連動し、ブランド全体がそのテーマに染まります。2023FWコレクションでは「世界を旅する」をテーマに、毎月様々な国をピックアップしています。9月はイギリス、10月はデンマーク、11月はスウェーデンなど、その国の文化やゆかりのあるアーティストからインスピレーションを受けたラインナップになっています。


MUVEIL×familiarデニムバッグ(2020年～2022年販売)※現在はお取り扱いがございません。



本コレクションではfamiliar定番の平デニム生地を使用したアイテムが多く登場します。この定番生地の歴史を教えてください。


1957年にピアノのお稽古用バッグとしてfamiliarの代表的なアイテム「デニムバッグ」が生まれ、そのバッグが丈夫で長持ちするようにと、オリジナルの丈夫な平デニムを開発しました。一般的なデニムの生地とは違い「平織り」という手法で、軽量かつ強い生地ができあがりました。現在はデニムバッグ以外にも様々なアイテムで使用しており、ブランドのアイコン的素材です。



特にこだわった箇所がございましたら教えてください。


MUVEIL様とのコラボレーション企画の中で、普段あまり使うことのない素材をふんだんに盛り込むことが出来たので、細かな部分にも素材自体の面白さが見えるようにこだわりました。


ご協力いただきありがとうございました。

familiarの誕生秘話やfamiliarのクマちゃんに関して、前回のコラボレーションの際にインタビューしましたので併せてチェックしてみてくださいね。
MUVEIL MAGAZINE vol.13はこちら
MUVEIL MAGAZINE vol.40はこちら

MUVEIL MAGAZINE vol.84はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました。


2023.11