昔から語り継がれてきたセルキー。
アザラシの愛らしい姿の中には
妖精が隠れている逸話に胸がときめきました。
セルキーと人間が出会う物語の終幕は
必ずセルキーが海へと戻っていきます。
目の前にある嬉しさも安心感も大切だけど、
心の中 記憶の中で 時や場所を超えて
生きつづけるものごと 存在し続けるものごとは、
わたしたちの支えとなり 希望となり、
美しい景色を見せてくれる。
セルキーに出会って見つけた美しい青の世界を
お洋服に落とし込みました。
美しく漂い、優雅に舞う海の住人たちに 想いを馳せて。
中山 路子